貝紫色(カイムラサキイロ)

「ムラサキ色」は、
洋の東西を問わず、高貴な色として好まれる。

イギリス王室は「ロイヤルパープル」として用い、古代ローマ・エジプトでも、
ムラサキ色は珍重された。
あのクレオパトラもシーザーも王の色として、紫色を好んで使った。

勿論日本も同じことが言える。
聖徳太子が、最上位の冠位の色として、紫色に決めている。
また、僧の最高位「僧正」(そうじょう・頂点は大僧正)も、紫の袈裟を使用、
他に病気平癒・悪霊退散を願って、紫の鉢巻を締めた時代もある。

古代西洋では紫色を、巻貝の「アッキガイ」の内臓、
鰓下腺(さいかせん)=パープル腺
から採取した。
しかし、貝から採れる量は僅かで、マント1枚に15,000個ものアッキガイが必要で、
忽ち貝は乱獲により激減し、かなり高価で貴重な、染料になってしまった。
一般市民にはとても手が出ない、高貴な色であった。
この貝から採れる紫が貝紫色だ。

マイアウトドア@新潟 さん
イボニシ貝のパープル腺のありか
「パート1」のページもご参照下さい。

一方我が日本では、一般に植物の「ムラサキ」から、紫色を採取した。

「ムラサキ」

ムラサキ科 ムラサキ属
多年草

根が紫色(紫根シコン)をしており、紫根を粉にして灰汁で媒染し、
染色する。
この「ムラサキ」も自然界から激減し、絶滅危惧種に認定されているらしい。

これで、「日本の色の一覧」の話題を、一先ず終わることにします。

ブログランキングに参加しています。
よろしければクリックをお願いします。


テーマ : その他
ジャンル : その他

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

No title

たしかにWikipediaの日本の色一覧を見ると、日本人は色にいちいち名前をつけていますね。
日頃何気なく使っていますが。
勉強になりました。

Re: No title

> 豊栄のぼる さん 今晩は。
 いつもありがとう御座います。
 日本人の繊細な美意識は、世界に誇れるものだと思います。
 この美意識を、若者にうまく伝えなくてはなりません。
 今後の我々への、課題だと思います。
 
プロフィール

Author:シッタレ
FC2ブログへようこそ!

Web page translation
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
プロフィール

Author:シッタレ
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード